ホーム > 第1章 弥生時代の年代 > 1.弥生時代の始まりと終わり > 弥生時代の始まりを表す要素2 金属器の登場
弥生時代は日本列島で青銅器や鉄器などの金属器の使用が開始された時代でもあります。青銅器や鉄器はまず北部九州地方に朝鮮半島よりもたらされ、武器や工具として使用されますが、やがて青銅器は主に祭祀(さいし)の道具として、鉄器は主に実用品として、使用されるようになっていきました。その後、中国地方や近畿地方、関東地方など東日本にも広がりました。弥生時代を通じて中国大陸・朝鮮半島に近い北部九州地方が、金属器を豊富に所有し、特に鉄器を他の地方に比べ多く所有したことが知られています。
佐賀県吉野ヶ里遺跡から出土した銅剣(青銅器)
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