よしのがりケータイガイド
北墳丘墓は吉野ヶ里の環濠集落の北端に位置しています。その規模は南北約40ｍ、東西約27ｍ以上、高さは4.5ｍ程度であったと考えられます。
これまでの発掘調査で、弥生時代中期前半から中ごろにかけての14基の甕棺墓が墳丘内から発見されました。このうち、8基の甕棺から銅剣やガラス製の管玉など貴重な副葬品が出土しています。また、墳丘墓の東側では中期後半から後期にかけての祭祀用の土器が大量に発見されました。このことから、北墳丘墓に人が埋葬されなくなった後も、墳丘墓にたいする祭祀儀礼が行われたことがわかります。
北墳丘墓は吉野ヶ里のクニを守る祖霊が眠る墓として祈りの対象になっていたと考えられます。
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