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第1章 弥生時代の年代

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2.弥生時代の年代

中国製の貨幣「貨泉」も年代決定に重要な役割

写真:弥生時代の遺跡から出土する貸泉という貨幣

弥生時代の遺跡から出土する貸泉という貨幣

また、北部九州地方を中心に弥生時代の遺跡から出土する「貨泉」も年代を考える上で重要な役割を果たしています。貨泉は前漢と後漢の間にあった新(紀元8年~23年)の時代に鋳造がはじめられた貨幣で、新が15年という短期間で終わったため、一緒に出土した土器などの年代をはかるキーとなります。貨泉はだいたい中期後半の遺跡から多く出土します。こうした中国の文書などより年代が把握できる遺物と、それが副葬された甕棺の土器型式など考古資料をすりあわせて検証しながら年代の検討が行われてきました。

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