『吉野ヶ里さんぽ vol.101』
園内各所が色鮮やかに染まり、柔らかい春風に花たちは揺れ、蜜を求めてチョウ達は飛び交う心躍る季節になりました。
◆ウマノアシガタ(キンポウゲ科)
場所:園内各所
各所で開花が増えてきました。光沢のある花弁がキラキラと輝きながら春の吉野ヶ里を彩ります。
◆ヒメウズ(キンポウゲ科)
場所:園内各所
小さな白い花が可憐に咲いています。俯(うつむ)き加減の控え目な姿が可愛らしいです。
◆シロバナタンポポ(キク科)
場所:園内各所
西日本に広く分布する在来種で、白色の花弁の中心に淡い黄色がワンポイントです。優しい色合いに心が和みます。
◆オオジシバリ(キク科)
場所:祭りの広場・古代の森
陽当たりの良い、少し湿り気のある場所でタンポポによく似た黄色い花を咲かせています。
◆オニタビラコ(キク科)
場所:園内各所
緑の草原からスッと伸びた茎の先に、黄色い花を多数つけて咲いています。
◆オドリコソウ(シソ科)
場所:古代の森
薄桃色の独特な姿の花が群生して咲き、古代の森に彩を添えています。傘をかぶった踊り子のような花姿が名前の由来になっています。
◆キランソウ(シソ科)
場所:園内各所
足元で地を這うように広がり、青紫色の花が咲いています。薬草としても効能があり、「医者いらず」とも呼ばれています。
◆カキドオシ(シソ科)
場所:古代の森・環壕入口
垣根を通り越して花を咲かせる逞しさを持ち合わせ、名前の由来になっています。薬草としても効能があります。
◆ヤマブキ(バラ科)
場所:逆茂木・環壕入口
鮮やかな黄色の花が薄暗い林の中を華やかに彩ります。環壕入口に咲いているヤマブキは八重咲です。
◆ヘビイチゴ(バラ科)
場所:南のムラ・古代の森・環壕入口
少し湿った場所で、可愛らしい黄色の小さな花を咲かせています。地を這うように広がり、6月頃には赤い果実が実ります。
◆シャクナゲ(ツツジ科)
場所:祭りの広場
シャクナゲの開花が増えてきました。薄桃色の大輪の花が美しいです。
◆ヤブツバキ(ツバキ科)
場所:園内各所
深い紅色の花がよく目立ちます。5弁花を散らさず、そのままの形で落ちる特徴があります。
◆ムラサキケマン(ケシ科)
場所:園内各所
スッと伸びた花茎の先に筒状の紅紫色の花をつけて群生して咲いています。全草に毒が含まれています。
◆ムラサキサギゴケ(サギゴケ科)
場所:園内各所
薄紫色の可憐な花がカーペット状に広がっています。花形がサギが飛んでいる様子と似ていることが名前の由来と言われています。
◆ミヤコグサ(マメ科)
場所:倉と市
ミヤコグサの開花が始まりました。小さいですがぷっくりとした明るい黄色の花が可愛らしいです。
◆ホウチャクソウ(イヌサフラン科)
場所:祭りの広場・環壕入口
枝先に細長い釣鐘型の花を2個ずつつけて咲いています。可愛らしい白色の花で、花先に行くほど緑色になるグラデーションが美しいです。
◆シャガ(アヤメ科)
場所:東口
アヤメに似た花を妖艶(ようえん)に咲かせています。純白の花弁に青紫や橙色の繊細な模様が美しいです。
◆イロハモミジ(ムクロジ科)
場所:東口・逆茂木
薄緑色の葉の間から小さな赤い花が覗いています。秋に紅葉することで有名ですが、実は一年を通して楽しめる植物です。
◆ハナイカダ(ハナイカダ科)
場所:古代の森
葉の中央に小花を咲かせるとてもユニークな植物です。葉のイカダに乗っているように見えることが名前の由来と言われています。
◆もち麦と熱気球
場所:南のムラ
穏やかな気候の中、春の熱気球係留飛行搭乗体験が行われました。青々としたもち麦畑と復元建物の奥で、ふわりと気球が浮かび上がり、現代と古代のコラボレーションをお楽しみいただけます。