『吉野ヶ里さんぽ vol.91』
緑の草原は枯れ、すっかり冬景色になった園内で時折咲く草花たちを見かけると心が癒されます。
◆サザンカ(ツバキ科)
場所:東口アプローチ
木々が落葉し冬景色に染まる中、濃桃色のサザンカが一際目立ち、彩を添えています。
◆ヤブツバキ(ツバキ科)
場所:南のムラ
サザンカとよく似ていますが、花は全開には開かず、散る時は花が丸ごと落ちる特徴があります。咲く姿は控え目ですが、深紅の花がとても美しいです。
◆ジュウガツザクラ(バラ科)
場所:東口花壇
春と秋から冬にかけて咲く二季咲きのサクラです。厳しい寒さに耐え、淡い薄桃色の可愛らしい花を咲かせています。
園内を歩いていると色とりどりの実が目に入ってきます。草花が少ない季節ではありますが、吉野ヶ里に生息している野鳥たちにとって貴重な冬の食料である森の恵みです。
◆ヤツデ(ウコギ科)
場所:東口アプローチ
東口アプローチにてヤツデが緑色の実をいっぱいにつけています。
「天狗のうちわ」とも呼ばれ、玄関先で魔除け等に使われる縁起のいい植物と言われています。
◆クロガネモチ(モチノキ科)
場所:園内各所
真っ赤に染まった可愛らしい小さな実をたくさんつけています。
◆ムクロジ(ムクロジ科)
場所:祭りの広場
黄色い飴細工のような半透明の果皮の中に黒い種が入っています。果皮は昔、石鹸としても使われていました。