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『吉野ヶ里さんぽ vol.88』

日に日に寒さが増し、冬の足音が聞こえてきた園内では、小さな草花が健気に咲いています。

◆アワコガネギク(キク科)

場所:中のムラ

高く伸びた花茎の先に黄色い小花を咲かせています。花が泡のように密集して咲く姿が名前の由来と言われています。

 

◆ツワブキ(キク科)

場所:環壕入口

環壕入口散策路の木々の下で、鮮やかな黄色の花が咲いています。

 

◆スミレ属(スミレ科)

場所:古代の森体験館

陽当たりの良い、暖かい場所の足元で小さな紫色の花が咲いています。春待たずして咲くスミレを「冬(ふゆ)菫(すみれ)」といい、冬の季語としても使われます。

 

◆シロダモ(クスノキ科)

場所:古代の森

葉の付け根にクリーム色の小さな花が密集して咲いています。枝先に冬芽をつけ、春の芽吹きを待っています。

 

◆ジュウガツザクラ(バラ科)

場所:東口花壇

春と秋から冬にかけて咲く二季咲きのサクラです。ひっそりと佇むように咲く姿は風情を感じます。

 

◆イロハモミジ(ムクロジ科)

場所:古代の森体験館・東口

園内にて美しく紅葉しています。燃えるような紅色から夕暮れのような橙色のグラデーションに趣を感じます。

 

◆タンキリマメ(マメ科)

場所:環壕入口

10月に小さな黄色の花を咲かせていたタンキリマメが実をつけていました。朱色の袋状の莢からつややかな黒い実が飛び出しているような独特な姿です。

 

◆サザンカ(ツバキ科)

場所:甕棺墓列

冬の風物詩であるサザンカが上品に咲いています。雪を彷彿させる純白の花がとても美しいです。

 

◆ヤブツバキ(ツバキ科)

場所:南のムラ

サザンカと対照的に、深紅の花を艶やかに咲かせ、冬景色に彩を添えています。

 

◆カラスウリ(ウリ科)

場所:北墳丘墓東側

冬の色に染まりつつある園内で、カラスウリの鮮やかな朱色の実が目立ちます。

 
◆ダイコン収穫体験

場所:南のムラ

南のムラの畑で育てていたダイコンの収穫体験を行いました。大きく育ったダイコンを力いっぱいに引き抜き、皆さん収穫を楽しんでいました。

【収穫体験風景】
 
◆光の響

場所:東口~南内郭

冬の吉野ヶ里の一大イベント「光の響」が開催されています。南内郭ではキャンドル灯籠で大賀ハスの地上絵が描かれ、光に照らされた弥生の風景がとても幻想的です。

 イベント内容の詳細はコチラ👉吉野ヶ里 光の響|吉野ヶ里歴史公園

【キャンドル灯篭を使った光の地上絵】