『吉野ヶ里さんぽ vol.80』
少しずつ気温が下がり、秋の訪れを感じる今日この頃、秋の風情ある草花たちが弥生のクニを彩ります。
◆紅ソバ(タデ科)
場所:祭りの広場
紅ソバの花が開花し始めました。10月下旬頃から見頃を迎え、一面紅色に染まる景色をお楽しみいただけます。10/26(土)・27(日)には「蕎麦のそばカフェ」を開催します。 詳しくはこちらをご覧ください☛~弥生の秋を彩る紅ソバ畑~ 蕎麦のそばカフェ
◆白ソバ(タデ科)
場所:南のムラ
純白の花が絨毯のように一面に広がり、秋晴れの空とのコントラストがとても美しいです。
◆シロバナサクラタデ(タデ科)
場所:倉と市
高く伸びた花茎の先に白い小花をつけて群生して咲いています。小さいですが、花穂が秋風に揺れる姿は可憐です。
◆ミズヒキ(タデ科)
場所:西口・環壕入口
長く伸びた花穂が祝儀等で使われる水引に似ていることから名前がつけられています。とても小さいですがよく見ると花は縁起のいい紅白色です。
◆ヨメナ(キク科)
場所:園内各所
優しい薄紫色の花が一面に咲いています。花は小さいですが可憐に咲いている姿は見る人の心を癒してくれます。
◆ヒヨドリバナ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
名前はヒヨドリが鳴く頃に花が咲くことに由来しています。高さは1m以上になり、花茎に筒状の白い小さな花をいっぱいにつけ、秋空に向かって咲いています。
◆サケバヒヨドリ(キク科)
場所:北墳丘墓
ヒヨドリバナによく似ていますが、葉が深く切れ込んでいます。茎頂に小さな筒状の花をたくさんつけて咲いています。
◆アキノノゲシ(キク科)
場所:園内各所
草原からすっと立ち上がり、長く伸びた花茎の先に淡い黄色の花を咲かせています。綿毛の数も段々増えてきました。
◆オミナエシ(スイカズラ科)
場所:園内各所
高く伸びた花茎の先に可愛らしい黄色の小花をいっぱいにつけて咲いています。
8月下旬から弥生のクニに彩を添えてくれたオミナエシもそろそろ見納めです。
◆オトコエシ(スイカズラ科)
場所:環壕入口
オミナエシに似ていますが茎が太く、花茎の先に品のある白い小花をたくさんつけて咲いています。
◆ススキ(イネ科)
場所:園内各所
秋の七草の一つで、尾花とも言われています。秋の柔らかい日差しをいっぱいに浴びて風に揺れる姿は風情を感じます。
◆リンドウ(リンドウ科)
場所:南のムラ
緑の草むらの中で釣鐘型の花が上向きに咲いています。落ち着いた品のある青紫色の花が咲いている姿は秋の訪れを感じます。
◆ゲンノショウコ(フウロソウ科)
場所:環壕入口
古くから薬草として使用され、人々に親しまれていました。小さいですが緑の草原に鮮やかな紅紫色の花が一際目を引きます。
◆ハイメドハギ(マメ科)
場所:倉と市ハス池
倉と市ハス池付近でふと足元を見ると地を這うように伸びた茎に小さな花を咲かせています。花は白地に紫色の模様が入り可愛らしいです。
◆古代米のはさがけ
場所:水田
園内で育てていた古代米の稲刈りが終わり、稲を「はさがけ」にかけて天日乾燥させています。古くから続く、のどかな秋の原風景をご覧いただけます。