『吉野ヶ里さんぽ vol.78』
季節を感じる色とりどりな草花たちの開花が増えてきました。秋の風情ある弥生の風景をお楽しみいただけます。
◆ヒガンバナ(ヒガンバナ科)
場所:園内各所
園内各所で見頃を迎えています。秋の夕暮れ空のような美しい深紅色の花が一面に広がり、弥生の風景に彩を添えています。
◆白ソバ(タデ科)
場所:南のムラ
白ソバの生育が回復し、現在見頃を迎えています。純白の小花が秋風に揺れて咲いている姿はとても可憐です。南のムラではヒガンバナとの共演をお楽しみいただけます。
◆オミナエシ(スイカズラ科)
場所:園内各所
秋の七草の一つで、高く伸びた花茎の先に黄色の小さな可愛らしい花を咲かせています。
◆オトコエシ(スイカズラ科)
場所:環壕入口
オミナエシに似ていますが茎が太く逞しさを感じます。上品な白い小花を咲かせています。
◆ヨメナ(キク科)
場所:園内各所
淡い薄紫色の可愛らしい花が健気に咲いている姿はとても癒され、心が和みます。
◆アキノノゲシ(キク科)
場所:園内各所
長く伸びた花茎の先に淡黄色の花を咲かせています。緑の草原からすっと立ち上がり秋風に揺れ咲いています。
◆ヒヨドリバナ(キク科)
場所:南のムラ
ヒヨドリが鳴く頃に咲き始めることから名前の由来になっています。高さは1m以上になり、花茎の先に白い筒状の小花をいっぱいにつけて咲いています。
◆サケバヒヨドリ(キク科)
場所:南のムラ
ヒヨドリバナによく似ていますが、葉が深く切れ込んでいます。茎頂に小さな筒状の花をたくさんつけて咲いています。
◆タヌキマメ(マメ科)
場所:環壕入口・南内郭
昼頃から夕方までと日中の限られた時間に青紫色の可愛らしい小さな花を咲かせています。花後のガクには茶色の長い毛が生えており、それを狸に見立てたことが名前の由来とも言われています。
◆ヤブツルアズキ(マメ科)
場所:南のムラ
他の植物に絡まりながらつるを伸ばしています。アズキの野生種とも言われ、マメ科らしいふっくらとした黄色い花を咲かせています。
◆タンキリマメ(マメ科)
場所:環壕入口
つるの先に黄色の小さな花が集まって咲いています。つるを伸ばして他の植物に巻きつきながら成長する花です。
◆ススキ(イネ科)
場所:園内各所
園内各所でススキの穂が立ち上がってきました。優しい秋の風にふわふわと揺られながら美しく輝いています。秋の七草の一つで尾花とも言われています。
◆ヒナギキョウ(キキョウ科)
場所:南のムラ
足元では秋の柔らかい日差しに照らされ、薄紫色の小さな星型の花がひっそりと咲いていました。