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『吉野ヶ里さんぽ vol.74』

残暑厳しい日々が続いていますが、吉野ヶ里では秋の七草をはじめ季節の移ろいを感じる草花たちが開花し始めています。

◆古代米(イネ科)

場所:水田 

園内にある水田では古代米とも言われる赤米と黒米を栽培しています。色づいた穂が風になびいて美しい弥生の初秋の風景をお楽しみいただけます。

【黒米】

 
 

【赤米】

 

◆オミナエシ(スイカズラ科)

場所:園内各所

秋の七草の一つで、高く伸びた花茎の先に、小さな花をたくさんつけて咲いています。青空に鮮やかな黄色が映え、コントラストが美しいです。

 

◆オトコエシ(スイカズラ科)

場所:環壕入口

オミナエシと似ていますが、花茎が太く、すっと草原から立ち上がる花姿が逞しく見えることから名前がつけられたそうです。花茎の先に、品のある白い小さな花をたくさんつけて咲いています。

 

◆アキノノゲシ(キク科)

場所:南のムラ・南内郭

高く伸びた花茎の先に淡い黄色の花を咲かせています。草丈が高くなることが多く、草原の中で初秋の風に揺れる姿は風情があります。

 

◆ヨメナ(キク科)

場所:園内各所

南のムラ西側の林床地では淡い薄紫色の可愛らしい花が群生して咲いています。

 

◆オグルマ(キク科)

場所:南内郭北側

花は小さいですが緑の草原に鮮やかな黄色の花が映え、一際目立ちます。

 

◆ツリガネニンジン(キキョウ科)

場所:環壕入口・南内郭北側

涼しげな薄紫色で、小さな釣鐘状の風鈴のような形の花が風に揺られ可憐に咲いています。

 

◆タヌキマメ(マメ科)

場所:環壕入口

可愛らしい青紫色の花が正面から見るとタヌキの顔に見えることが名前の由来とされています。開花は昼頃から夕方までと限られた時間にしか咲かない植物です。

 

◆ヌスビトハギ(マメ科)

場所:南のムラバス園路沿い

バス園路沿いにて見頃を迎えています。細く繊細に伸びた花茎の先に、淡い薄紅色の花が一面散りばめられたように咲き、バス園路沿いを上品に彩っています。

 

◆カワラケツメイ(マメ科)

場所:環壕入口

花はマメ科特有の蝶形花ではなく、5弁花の可愛らしい黄色の花です。煎じてお茶としても古来より人々に親しまれています。

 

◆ヘクソカズラ(アカネ科)

場所:南内郭城柵・南のムラ

小さくて可愛らしい花を咲かせていますが、葉などを揉むと悪臭を放つことから名前がつけられています。

 

◆センニンソウ(キンポウゲ科)

場所:南のムラ・祭りの広場

つる性植物でクレマチスの仲間です。細長い4枚のガクを広げた純白の可愛らしい花を咲かせています。花後の種子に出来る白い綿毛が仙人のひげのような趣があることから名前がつけられています。

 

◆ヒガンバナ(ヒガンバナ科)

場所:水田周辺・南内郭北側

ヒガンバナの開花が始まりました。緑の草原に鮮やかな美しい紅色の花を咲かせています。今後各所で開花が増えていく予定です。