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『吉野ヶ里さんぽ vol.66』

夏の吉野ヶ里を彩る個性的な草花たちが各所で咲いています。

◆大賀ハス(ハス科)

場所:倉と市ハス池

花数のピークは過ぎつつありますが、大輪の花はまだまだご覧いただけます。可憐な桃色の花に見惚れると共に、弥生時代から変わらず美しく咲き誇っていたと思うと溢れる生命のエネルギーも感じます。

 

◆コオニユリ(ユリ科)

場所:園内各所

花弁が反り返り、雄しべと雌しべが突き出す独特な形の花です。緑の草原に鮮やかな橙色が映え、思わず目を奪われます。

 

◆ウバユリ(ユリ科)

場所:環壕入口

散策路の林床地でひっそりと開花しています。花は緑白色で水平に咲く独特な姿をしています。

 

◆キキョウ(キキョウ科)

場所:祭りの広場

青紫色の星型の花が凛と立ち上がり咲いている姿は風情があります。

 

◆ヒナギキョウ(キキョウ科)

場所:南のムラ

とても小さいですが、ふと足元を見ると可愛らしい紫色の星が散りばめられているように咲いています。

 

◆カワラナデシコ(ナデシコ科)

場所:園内各所

初夏の風に揺れて、桃色の花が甘い香りを漂わせながら可憐に咲いています。

 

◆ヤブミョウガ(ツユクサ科)

場所:環壕入口、発掘現場付近

林床地でひっそりと開花しています。茎の先に真っ白な可愛らしい小花をたくさんつけて咲いています。

 

◆ヌスビトハギ(マメ科)

場所:南のムラバス園路沿い

小さくて目立ちにくいですが、繊細な花茎の先に淡紅色の花を咲かせています。実は表面がカギ爪のような毛に覆われていて、ひっつき虫と呼ばれるものの1つです。まるでサングラスのような面白い形をしています。

 

◆オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)

場所:祭りの広場・西口

雄しべが花弁より長く突き出す特徴的な形をしています。すっと伸びた花茎の先に咲く鮮やかな橙色の花がとても美しいです。

 

◆リョウブ(リョウブ科)

場所:祭りの広場

風に吹かれてふわふわと白い小さな花を穂状に咲かせ、チョウの蜜源になっています。

[リョウブとツマグロヒョウモン]