『吉野ヶ里さんぽ vol.65』
雨にも負けず色鮮やかな草花が、梅雨の風情ある弥生の風景に彩を添えています。
◆大賀ハス(ハス科)
場所:倉と市ハス池
現在見頃を迎えています。連日雨が降り続いても、大輪の花が美しく咲き誇る姿からは力強いエネルギーを感じます。
◆キキョウ(キキョウ科)
場所:中のムラ・祭りの広場
青紫色の星型の花が凛と立ち上がり艶やかに咲いています。
◆カワラナデシコ(ナデシコ科)
場所:園内各所
初夏の風に吹かれて桃色の花が優雅に咲いています。
園内を歩いていると、たまに白色のカワラナデシコに出会えます。桃色とはまた少し違う雰囲気で、品のある純白色がとても可憐です。吉野ヶ里を訪れたら是非園内で探してみてください。
◆コオニユリ(ユリ科)
場所:園内各所
各所で開花が増えてきました。花弁が反り返り、雄しべと雌しべが突き出す独特な形の花です。緑の草原に鮮やかな橙色のコントラストが美しいです。
◆ウバユリ(ユリ科)
場所:環壕入口
散策路の林床地でひっそりと開花しています。今年は環壕入口散策路奥でウバユリが群生して咲いています。
◆ツユクサ(ツユクサ科)
場所:園内各所
小さいですがとても鮮やかな青色の花です。名前のごとく雨に濡れた姿は風情があります。
◆ヤブミョウガ(ツユクサ科)
場所:環壕入口
散策路の林床地でひっそりと開花しています。茎の先に真っ白な可愛らしい小花をたくさんつけて咲いています。
◆ヌスビトハギ(マメ科)
場所:南のムラバス園路沿い
繊細な花茎の先に淡紅色の小さな花を咲かせています。花後にできる実は表面がカギ爪のような毛に覆われている「ひっつき虫」と呼ばれるものの1つです。
◆リョウブ(リョウブ科)
場所:祭りの広場
リョウブの開花が始まりました。白い小さな花を穂状に咲かせています。
◆オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
場所:祭りの広場
オオキツネノカミソリの開花が始まりました。鮮やかな橙色で、雄しべが花弁より長く突き出す特徴的な形をしています。