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『吉野ヶ里さんぽ vol.57』

吉野ヶ里の植物たちは穏やかな春から少しずつ初夏への衣替えを始めているようです。

◆ノアザミ(キク科)

場所:園内各所

鮮やかな紅紫色が風に揺られ、各所で見頃を迎えています。花から花へたくさんのチョウが飛び交う姿が見られます。

「ノアザミとツマグロヒョウモン」
 

◆オヘビイチゴ(バラ科)

場所:園内各所 

長く伸びた茎の先に鮮やかな黄色の花を咲かせています。花後の果実は膨らまず、食べることはできません。

 

◆チガヤ(イネ科)

場所:中のムラ

白銀色の穂が風に吹かれ、遠目で見るとまるで波を打っているような綺麗な景色が見られます。

 

◆ニガナ(キク科)

場所:園内各所

茎や葉に苦みがあることが名前の由来と言われています。種には綿毛がついており、風に吹かれあちこちに飛んでいきます。

 

◆ミヤコグサ(マメ科)

場所:園内各所 

ぷっくりとした花姿が可愛らしい花です。
開花が進むと黄色から朱色に花色が変わるニシキミヤコグサもとても綺麗です。

 

◆ヘビイチゴ(バラ科)

場所:古代の森

湿った草地に地面を這うように群生しています。今の時期、足元をよく見ると赤い実が葉の影から覗いています。

 

◆ヒナギキョウ(キキョウ科)

場所:園内各所 

とても小さい花ですが、晴れた日の草地で開花しています。

 

◆コガクウツギ(アジサイ科)

場所:古代の森

白い花びらに見えるのは、装飾花のガクになります。古代の森園路沿いの林床で開花が見られます。

 

◆センダン(センダン科)

場所:園内各所

淡い紫色の小花が見頃を迎え、甘い香りが広がっています。遠くから見ると樹木全体が薄紫色に見えます。

 

◆スイカズラ(スイカズラ科)

場所:古代の森

花にある甘い蜜を吸うことに由来しています。甘く優しい香りに誘われて、チョウも蜜を吸いにやってきています。

「スイカズラとモンキアゲハ」
 

◆ガマズミ(ガマズミ科)

場所:祭りの広場

白い小さな花がこんもりと集まって咲いています。秋に熟す赤い実は食用にもなり、野鳥たちも好んで食べます。

 

◆ブラシノキ(フトモモ科)   

場所:東口花壇       ※園芸品種

花が特徴的で、瓶を洗うブラシにそっくりな姿をしています。鮮やかな赤と青空のコントラストがとても綺麗です。

 

◆シャリンバイ(バラ科)

場所:東口アプローチ

葉が車輪状に出ること、花が梅の花に似ていることが名前の由来です。

 

◆トチノキ(ムクロジ科)

場所:祭りの広場

多数の小花が円錐状に集まり、枝先で高く立ち上がるように咲いています。

 

◆ヤマボウシ(ミズキ科)

場所:祭りの広場

初夏を代表する花木で、白い花に見えるのは花序(花の集まり)を保護する苞葉です。

 

◆コムギ(イネ科)

場所:南のムラ

黄金色の穂が風になびいて、シャラシャラと音色を奏でながら美しい麦秋の景色を作り出しています。
6月1日(土)・2日(日)には、コムギの収穫体験を行います。近日ホームページに情報掲載予定です。是非ご参加ください。