『吉野ヶ里さんぽ vol.55』
吉野ヶ里の春を鮮やかに彩る花々の開花が増えてきました。各所で黄色の絨毯が広がり、やわらかな風に揺れる可憐な花たち、新緑の美しい季節を迎え心弾みます。
◆ウマノアシガタ(キンポウゲ科)
場所:園内各所
園内各所で見頃を迎えています。花弁がキラキラと輝き、弥生の風景に彩を添えています。全草に有毒成分が含まれています。
◆オオジシバリ(キク科)
場所:園内各所
各所で開花が増えてきました。日当たりのいい、少し湿り気のある所で開花しています。遠目に見るとタンポポのように見えます。ニガナとともに群生し、草原を黄色に染めています。
◆ニガナ(キク科)
場所:園内各所
茎や葉には苦みがあることが名前の由来と言われています。園内各所で広く開花しています。
◆ムラサキサギゴケ(サギゴケ科)
場所:園内各所
緑の草原の中に紫色の花が群生し、カーペット状に広がっています。花形がサギが飛んでいる様子と似ていることが名前の由来と言われています。
◆キランソウ(シソ科)
場所:園内各所
地を這うように広がり、濃青色の花を咲かせています。薬草としての効能もあり、「医者いらず」とも呼ばれています。
◆コガクウツギ(アジサイ科)
場所:古代の森
白い花びらに見えるのは、装飾花のガクになります。古代の森園路沿いの林床で開花が見られます。
◆ノアザミ(キク科)
場所:園内各所
アザミの中でも春に咲くノアザミが各所で開花しています。赤紫色の花が緑の草原の中でひと際目立ちます。
◆ミヤコグサ(マメ科)
場所:園内各所
ぷっくりとした花姿が可愛らしいミヤコグサの開花が増えてきました。地を這って広がり開花しています。
◆オヘビイチゴ(バラ科)
場所:園内各所
長く伸びた茎の先に鮮やかな黄色の花を咲かせています。花後の果実は膨らまず、食べることはできません。
◆オニタビラコ(キク科)
場所:古代の森・南のムラ
細く伸びた茎の先に、小さな黄色の花を多数つけています。
◆キツネアザミ(キク科)
場所:古代の森
花はアザミに似ているが、トゲがなく、よく見ると違うことから、狐にだまされたというのが名前の由来と言われています。高く伸びた茎先に淡いピンク色の花を咲かせています。
◆シャガ(アヤメ科)
場所:東口アプローチ
花は一日花ですが、次々に花を咲かせています。アヤメに似た白い花に青紫やオレンジの模様が綺麗です。
◆ヤマツツジ(ツツジ科)
場所:古代の森・祭りの広場
日本の野生ツツジの代表です。紅色の花が古代の森に彩を添えています。
◆ツツジ(ツツジ科)
場所:東口アプローチ
お客様をお出迎えする東口アプローチではツツジが咲き始めています。
春を喜び、園内ではたくさんの蝶が花から花へ、蜜を求めて飛び交っています。園内を散歩しながら、今日はどんな蝶に出会えるか探してみるのも楽しいですよ。
[ネギの花とアオスジアゲハ]
[シロツメクサとゴマダラチョウ]
[オヘビイチゴとベニシジミ]