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『吉野ヶ里さんぽ vol.53』

吉野ヶ里の春を彩る花々が、日差しを浴び各所で開花が増えてきました。花の蜜を吸いに蝶も忙しく飛び回っています。

◆ウマノアシガタ(キンポウゲ科)

場所:園内各所

園内各所で開花しています。花弁の表面には光沢があり、春の日差しを受けキラキラと輝いています。全草に有毒成分が含まれています。

 

◆シロバナタンポポ(キク科)

場所:園内各所

園内各所で開花しています。シロバナタンポポは日本在来種で、主に西日本に分布しているタンポポです。

 

◆オドリコソウ(シソ科)

場所:古代の森

笠をかぶった踊り子のような花姿が名前の由来です。節のところに輪状にピンク色の花を咲かせており、古代の森では群生して開花しています。

 

◆ムラサキケマン(ケシ科)

場所:古代の森・環壕入口

長く伸びた花茎に赤紫色の筒状の花を咲かせています。全草に有毒成分が含まれます。

 

◆キランソウ(シソ科)

場所:園内各所

地を這うように広がり、濃青色の花を咲かせています。薬草としての効能もあり、「医者いらず」とも呼ばれています。

 

◆ムラサキサギゴケ(サギゴケ科)

場所:南のムラ・祭りの広場 

匍匐茎で四方に広がり、紫色の花が群生しています。苔のように広がり、花形がサギが飛んでいる様子と似ていることが名前の由来と言われています。

 

◆ホウチャクソウ(イヌサフラン科)

場所:祭りの広場

釣鐘状の花を枝先に2個ずつつけて、長い花柄の先に垂れ下がります。白色の花弁の先の方は薄い緑色を帯びています。

 

◆オオジシバリ(キク科)

場所:古代の森 

日当たりのいい、少し湿り気のある所で開花しています。遠目に見るとタンポポのように見えます。

 

◆スミレ(スミレ科)

場所:園内各所 

暖かな春の日差しを浴び、可憐なスミレが各所で開花しています。

 

◆オニタビラコ(キク科)

場所:古代の森・南のムラ 

細く伸びた茎の先に、小さな黄色の花を多数つけています。

 

◆アオモジ(クスノキ科)

場所:古代の森

枝一面に淡い黄色の小さな花が咲いています。葉や樹皮にはクスノキ科特有の爽やかな香りがあります。

 

◆クサイチゴ(バラ科)

場所:園内各所 

キイチゴの一種です。白い花が目を引きます。初夏に熟す小さな赤い果実は食用になります。

 

◆ヒメウズ(キンポウゲ科)

場所:南内郭東側園路沿い・祭りの広場

花は小さく目立たないですが、林床でひっそりと開花しています。

 

◆シャクナゲ(ツツジ科)

場所:祭りの広場

白とピンク色の花が開花しています。ボリュームある花は見応えがあります。

 

◆ヤマツツジ(ツツジ科)

場所:古代の森

日本の野生ツツジの代表です。紅色の花が古代の森に彩を添えています。

 

◆ヤブツバキ(ツバキ科)

場所:園内各所

園内各所で開花しています。赤いツバキの花がひと際目立ちます。