『吉野ヶ里さんぽ vol.52』
吉野ヶ里の春を彩る花々の開花が増えてきました。木々の冬芽もほころび、待ちわびた春を喜ぶように新葉も展開してきています。
◆ヤマナシ(バラ科)
場所:祭りの広場
白いヤマナシの花が見頃を迎えています。秋に実る小さな実には酸味があります。
◆コブシ(モクレン科)
場所:東口・逆茂木
ふわふわとした毛に覆われた冬芽がほころび、白いコブシの花が見頃です。葉が展開する前に花が咲く、早春を代表する花です。
◆アオモジ(クスノキ科)
場所:古代の森
枝一面に鈴なりについていた蕾から黄色の小さな花が咲き始めました。葉や樹皮にはクスノキ科特有の爽やかな香りがあります。
◆ヤブツバキ(ツバキ科)
場所:園内各所
園内各所で開花しています。赤いツバキの花がひと際目立ちます。
◆ウマノアシガタ(キンポウゲ科)
場所:園内各所
園内各所で開花が増えてきました。花弁の表面には光沢があり、春の日差しを受けキラキラと輝いています。全草に有毒成分が含まれています。
◆シロバナタンポポ(キク科)
場所:園内各所
各所で開花が増えてきました。シロバナタンポポは日本在来種で、主に西日本に分布しているタンポポです。
◆スミレ(スミレ科)
場所:園内各所
暖かな春の日差しを浴び、可憐なスミレが各所で開花しています。
◆オドリコソウ(シソ科)
場所:古代の森
笠をかぶった踊り子のような花姿が名前の由来です。節のところに輪状にピンク色の花を咲かせており、古代の森では群生して開花しています。
◆ムラサキケマン(ケシ科)
場所:古代の森
長く伸びた花茎に赤紫色の筒状の花を咲かせています。全草に有毒成分が含まれます。
◆キランソウ(シソ科)
場所:古代の森・逆茂木
地を這うように広がり、濃青色の花を咲かせています。薬草としての効能もあり、「医者いらず」とも呼ばれています。
◆ムラサキサギゴケ(サギゴケ科)
場所:南のムラ・祭りの広場
匍匐茎で四方に広がり、紫色の花が群生しています。苔のように広がり、花形がサギが飛んでいる様子と似ていることが名前の由来と言われています。
◆ホウチャクソウ(イヌサフラン科)
場所:祭りの広場
釣鐘状の花を枝先に2個ずつつけて、長い花柄の先に垂れ下がります。白色の花弁の先の方は薄い緑色を帯びています。
◆オオジシバリ(キク科)
場所:古代の森
日当たりのいい、少し湿り気のある所で開花しています。遠目に見るとタンポポのように見えます。
◆ヤマザクラ(バラ科)
場所:園内各所
ヤマザクラが春の陽気とともに一気に咲いてきました。日本固有種で、日本に自生する桜の代表樹種です。花と共に新葉が展開します。
◆カスミザクラ(バラ科)
場所:東口
淡い桃色の蕾がほどけて白い花が咲いてきました。遠くから見た様子が霞のように見えることが名前の由来と言われています。
◆ジュウガツザクラ(バラ科)
場所:東口
春と秋から冬にかけて開花する二季咲きのサクラです。開花が増えてきました。
◆シダレザクラ(バラ科)
場所:東口
垂れ下がった枝にピンク色の花が咲き始めてきました。東口では各種サクラが咲き始め、春色に彩られています。
◆ナノハナ(アブラナ科)
場所:西口
西口のいなほの道ではナノハナが見頃となり、園路沿いを華やかに彩っています。