『吉野ヶ里さんぽ vol.50』
暖かな陽気に誘われて、テントウムシやミツバチも活動が活発になってきました。吉野ヶ里の春を彩る花々の開花が増え、春の訪れを感じます。
◆アンズ(バラ科)
場所:祭りの広場・南のムラ
ぷっくりとした蕾が愛らしいアンズの花が咲いています。南のムラでもアンズの花が見頃を迎えています。6月頃には甘いアンズが実ります。
◆ハナモモ(バラ科)
場所:祭りの広場
花の観賞用に改良されたもので、園内では濃桃色の八重咲の花が咲いています。花弁のフリルがとても可愛いらしく、吉野ヶ里の春を彩っています。
◆ベニバスモモ(バラ科)
場所:祭りの広場
淡いピンク色の花が樹木全体を覆うように満開です。夏に実る果実は食べることができます。
◆アマナ(ユリ科)
場所:南のムラ
花径が約3㎝の小さいチューリップのような花が、春の日差しを浴びて一気に咲いてきました。晴れた日の日中にしか開花せず、開花時期も短い花です。近隣の福岡県や長崎県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
◆シロバナタンポポ(キク科)
場所:園内各所
シロバナタンポポは日本在来種で、主に西日本に分布しているタンポポです。中心部の淡い黄色が可愛らしい、柔らかい色合いのタンポポです。
◆ヤブツバキ(ツバキ科)
場所:園内各所
園内各所で開花しています。赤いツバキの花がひと際目立ちます。
◆スミレ(スミレ科)
場所:古代の森体験館周辺
体験館近くでは、可憐なスミレが暖かな春の日差しを浴びて、開花が増えてきました。
◆セントウソウ(セリ科)
場所:南内郭東側園路沿い・環壕入口
まだ花の少ない早春に咲き、春の訪れを教えてくれるセントウソウ。半日陰の林内で小さな花を咲かせています。日本固有種です。
◆ウマノアシガタ(キンポウゲ科)
場所:環壕入口
暖かい日が続いたため、ウマノアシガタが咲き始めました。長く伸ばした花茎に鮮やかな黄色の花が咲いています。