『吉野ヶ里さんぽ vol.35』
秋の爽やかな風が吹き渡り、季節を彩る草花が各所で開花しています。季節の草花と共に、秋の風情ある風景をご覧いただけます。
◆ソバ(白)(タデ科)
場所:南のムラ
可憐な白いソバの花が絨毯のように一面広がっています。花は10/22ごろまでご覧いただけます。11月11日、12日にはソバの収穫体験も予定しています。
◆ヨメナ(キク科)
場所:園内各所
園内の園路際でも開花が見られます。南のムラの西側の林床では、優しい紫色のヨメナが群生しており、花数も増え一斉に咲いています。
◆リンドウ(リンドウ科)
場所:北内郭・中のムラ
草原の中で、青紫色の鐘型の花を上向きに咲かせています。落ち着いた風情ある花姿は秋の訪れを感じます。
◆シロバナサクラタデ(タデ科)
場所:倉と市南側
高く伸びた花茎の先に、白い小さな花をたくさん咲かせています。垂れ下がった花穂が秋風に揺れ、とても綺麗です。
◆ヒヨドリバナ(キク科)
場所:南のムラ・環壕入口
名前はヒヨドリが鳴く頃に花が咲くことに由来しています。高く伸びた花茎に小さな筒状の花を咲かせています。
◆サケバヒヨドリ(キク科)
場所:北内郭
ヒヨドリバナに似ていますが、葉が深く切れ込んでいます。茎頂に小さな筒状の花をつけています。
◆ゲンノショウコ(フウロソウ科)
場所:環壕入口
古くから薬草として使われてきました。環壕入口の散策路で紅紫色の可憐な花を咲かせています。
◆オトコエシ(オミナエシ科)
場所:環壕入口
オミナエシに似ていますが、茎が太く、白い小花を咲かせています。
◆ミズヒキ(タデ科)
場所:西口・環壕入口
長く伸びた花穂が水引に似ていることが名前の由来と言われています。小さい花をよく見ると赤と白の紅白です。
◆ススキ(イネ科)
場所:園内各所
ススキの穂が園内各所で立ち上がり、秋風に揺れながらキラキラと輝きとても綺麗です。尾花とも言われ、秋の七草の一つです。
◆カラスウリ(ウリ科)
場所:北墳丘墓
木に絡みついてツルを伸ばし、鮮やかなオレンジ色の実をつけています。
◆ガマズミ(ガマズミ科)
場所:祭りの広場
5月に白い花を咲かせていたガマズミの実が真っ赤に色づいてきました。
◆古代米のはさがけ
場所:水田・西口
園内で育てていた古代米の稲刈りが終わり、稲を「はさがけ」にかけて天日乾燥させています。のどかな昔ながらの風景をご覧いただけます。西口では「はさがけ」で迷路ができており、多くの子供たちが迷路を楽しんでいます。(迷路は11月上旬までを予定)
◆ソバ畑と熱気球
晴天の下、熱気球体験搭乗が行われました。弥生の風景が広がるソバ畑の奥に熱気球がタイムスリップしてきたようです。
次回10/21(土)・10/22(日)にも開催予定です。*天候により中止となる場合があります。