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『吉野ヶ里さんぽ vol.27』

残暑厳しい暑い日が続いていますが、園内では秋の七草をはじめ、季節の移ろいを感じる初秋の花が開花しています。

 

◆オミナエシ(オミナエシ科)

場所:園内各所

秋の七草の一つのオミナエシが園内各所で見頃を迎えています。高く伸びた花茎の先に黄色の小さい小花をたくさんつけています。

 

◆オトコエシ(オミナエシ科)

場所:環壕入口

オミナエシに似ていますが、茎が太く、白い小花を咲かせます。オミナエシと比べると、花姿が逞しく見えることから、オトコエシと名付いたようです。環壕入口ではオミナエシとオトコエシを一緒にご覧いただけます。

 

◆ツリガネニンジン(キキョウ科) 

場所:環壕入口

小さい釣鐘状の花を咲かせています。淡い青色の花が涼しげです。

 

◆タヌキマメ(マメ科)

場所:環壕入口

環壕入口の園路際で見られます。花は小さく、開花は昼から夕方までと限られた時間しか咲きません。花後のガクには茶色の長い毛が生えており、それが名前の由来とも言われています。

 

◆ヤマハギ(マメ科)  

場所:倉と市

秋の七草の一つ、ヤマハギの花数が増えてきました。濃紫色の鮮やかな可愛い花です。

 

◆ヨメナ(キク科) 

場所:逆茂木

園路際で淡い紫色の花を咲かせています。数輪しか開花していませんが、花は小さく清楚な優しい色です。

 

◆クサギ(シソ科)

場所:古代の森

枝や葉に悪臭があることが名前の由来。花の中心から長く雄しべを突き出した、白く可愛らしい特徴的な花を咲かせています。

 

◆ヌスビトハギ(マメ科)

場所:南のムラ外周

バス園路沿いになりますが、ひっそりとヌスビトハギが咲いています。細く繊細に伸びた花茎に小さな薄紅色の花を咲かせています。花後にできる種子にはカギ型の毛があり、衣服等につく、ひっつき虫の一つです。

 

◆オグルマ(キク科)

場所:南内郭北側

草原内で開花が見られます。分枝した茎の先に黄色の花を咲かせています。