『吉野ヶ里さんぽ~vol.20』
雨露をまとった弥生の草花たち。可憐な花々もしっとりと趣があります。
◆大賀ハス(ハス科)
場所:倉と市
大賀ハスが見頃を迎えています。雨露のついた花は艶やかで風情があります。雨を弾くハスの葉の上で、雨の雫がコロコロと踊っているようです。ハスの花は午後には閉じてしまうので、午前中の見学がオススメです。
◆コオニユリ(ユリ科)
場所:園内各所
鮮やかなオレンジ色のコオニユリの開花が始まりました。花弁は外に反り返り、雄しべや雌しべが突き出た特徴的な花です。
◆カワラナデシコ(ナデシコ科)
場所:園内各所
各所で淡いピンク色の可憐な花が見頃を迎えています。
◆リョウブ(リョウブ科)
場所:祭りの広場
白い小さな花を穂状に咲かせています。花は昆虫たちの蜜源となっています。
◆キキョウ(キキョウ科)
場所:園内各所
開花が増えてきました。緑の草原に青紫色の花が凛と際立ちます。
◆ネジバナ(ラン科)
場所:園内各所
真っすぐ伸びた花茎に、ピンクの小花を螺旋状につけます。花は右巻きと左巻きの両方あります。
◆ハンゲショウ(ドクダミ科)
場所:西口
夏至から数えて11日目を「半夏生」と呼び、その頃に花が咲くことが名前の由来とも言われています。今年は7月2日が「半夏生」にあたります。上部の葉の表面が半分ほど白くなります。
◆ゴマ(ゴマ科)
場所:南のムラ
南のムラでは吉野ヶ里で暮らした庶民の人たちの生活風景の再現の一つとして、復元建物の横にある畑で作物を作っています。
その畑の一つでゴマの淡いピンク色の花が開花しています。